川越の家のつくり方

川越の家の冷暖房

日本の気候には、輻射式の薪ストーブによる暖房が理想的。

家づくり工房では、薪ストーブによる暖房をお薦めしています。薪ストーブから出る熱は輻射熱です。輻射熱は、空気を冷やしたり暖かくすることなしに、身体を冷やしたり温めたりします。それは目に見えない遠赤外線による効果なのです。

遠赤外線とは電磁波です。
太陽光のように物体との相互作用の結果、熱が発生する現象なのです。到達した電磁波が、皮膚や皮下脂肪・水分に熱を発生させるのです。これはエアコンのような対流や伝導による暖冷房では不可能です。遠赤外線は電磁波です。その速度は30万km/秒。秒速地球7回り半です。この速度で、室内を駆け巡り、部屋の隅から隅まで等温空間にしてしまうのです。扉や壁で遮られた部屋を暖冷房することも可能なのです。

中国の周口店で発見された50万年前の北京原人の遺跡から火を使った痕跡が発見されています。太古の昔から、人類は火の輻射熱で暖を取り命をつないできたのです。周口店の北京原人遺跡は、1987年ユネスコの世界遺産に登録されました。